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◆2006年08月21日(月)「宮崎県防災救急航空隊見学」

宮崎県防災救急航空隊は、平成17年2月から運行を開始している、全国でも一番若い航空隊である。宮崎空港内に宮崎県防災救急航空センターを置き、救助・救急・火災防御活動などを行っている。
ヘリの機種は米ベル社製412EP。都道府県が導入している防災ヘリ42機中では一番多い機種である。

機種名
機種数
ベル412系 19
川崎BK-117系 15
ユーロコプター365系 5
シルコスキーS76系 3

機体番号は「JA99MZ」。99は”救急”、MZは”宮崎”から付けられている。名称は「あおぞら」。機体のカラーリングも青空をイメージしている。

(右の表は都道府県の機種別配備数・平成18年4月1日現在)

宮崎空港
 
>>機体・装備
   
機体番号
主要装備の一つ「ホイスト装置」
ミラーとカメラ

 

機体前部下に掃除してあるカメラ。通常(可視)のカメラが上の丸い部分で、下の大きい丸い部分が、赤外線カメラ。温度差を映像化する装置で、海上や山中での遭難者の捜索や、火災現場での火元確認などに活用されている。直径23cm、重量13kgで常時設置されている。通常(可視)カメラの倍率は18倍。

 

宮崎県防災救急航空隊は、名前にも”救急”と入っているとおり、救急に力を入れており、8名の航空消防隊員のうち4名は救急救命士の資格を持っている。そのため、救急資器材は高規格救急車と同様の救急資器材を装備している。

その中でも特徴ある装備として、キャビン内のモニター(患者監視装置)がある。宮崎防災が独自に開発したラックに収められ、キャビン内に据え付けられている。このラックには、酸素や下部の収納スペースに様々な救急資器材が納められており、子供用のバックマスクまでも収納されている。また、このモニター(患者監視装置)は、隊員が患者の元へ携行する救急バッグ(救命処置バック)のAEDと互換性があり、パットを張り替えることなく、接続し直すだけで使用できる。

>救急バッグ
隊員が携行する救急バック
AEDとバックボード
マスク・手動式の吸引機など
>ストレッチャー(機内用ベッド)
ストレッチャー(機内用ベッド)
ストレッチャー(機内用ベッド)機内に取付中@
ストレッチャー(機内用ベッド)機内に取付中A
様々な方向に動かすことが可能
患者収容時にはベットを引き出し、上右写真のように収容する。
バンビバケット
>>駐機訓練
山岳遭難を想定した駐機訓練を見学させていただきました。一名の要救助者を二名の隊員がホイスト降下し、救急救命士の資格を有している隊員が、救命処置(酸素投与)を実施しながら、航空担架でピックアップ、機内収容するという想定でした。

 

訓練開始
救急バックを背負ったR1がホイスト降下。
要求に接触
R2ホイスト降下。航空担架は背負わずに、体の前に抱えるようにして降下する。
航空担架展開中
航空担架に患者を収容
縛着作業中
「あおぞら」ピックアップポイントへ進入
ピックアップ
機内収容。継続して患者に処置が行われ搬送される。
 
宮崎県防災救急航空隊は、まだ運用開始して日が浅く県内の消防本部との連携や、宮崎県内にはまだ非常備の市町村があり、それらの市町村との連携が課題のようです。
お忙しい中対応していただいた隊員の皆さんには、大変お世話になりました。ありがとうございました。
>>関連リンク
 宮崎県防災救急航空センター