◆2005年01月21日(土)「災害拠点病院合同による災害医療対策訓練」
殺到する負傷者
 平成17年1月22日(土)、神奈川県横浜市港南区の恩賜財団済生会横浜市南部病院において、「災害医療拠点病院合同による災害医療対策訓練」が実施された。この訓練は、神奈川県内の災害拠点病院に指定されている30の病院から医師、看護師等の医療関係者が合同で大規模地震発生時の災害医療対策について訓練を行うものである。

訓練は参加者を3つのグループに分けて、病棟機能訓練・危機管理訓練(机上訓練)・初期対応訓練をローテーションで行う方法であった。従って、一つのグループに密着していけば全ての訓練を見学することができた。

初期対応訓練では、負傷者役の演技がリアルで役になりきっており、病院前トリアージでは「俺を先診ろ!」、「こっちが先だ!」などと怒号が飛び交う現実さながらの状況であった。またマスコミ役という設定もあり、負傷者対応で手一杯の所にマスコミが情報提供を求めて詰め寄るといった場面も繰り広げられるなど、よく企画された訓練であったように思う。実際に災害が起こり、負傷者が殺到するような状況では、このような事が現実に起こるのだろう、と実感されられる訓練であった。

 
◆訓練実施目的◆
 災害医療拠点病院のスタッフが、各病院における災害医療対策マニュアルの整備や災害医療対策訓練を企画・実施するための知識・技術及び訓練の評価方法を習得すること、また専門会議の集大成として実施する。
 
@病棟機能訓練 A危機管理訓練(机上訓練) B初期対応訓練

「発災時に病棟は何をするのか」をテーマに、病院の災害対策本部との連携を取りながら病院機能を判断した上で、入院患者(模擬患者)の症状に応じた搬送順位、搬送方法等を検討し、搬送する。

訓練内容

「災害時に病院は何をするのか」「どのような情報が必要か」 「その情報をどのように評価するか」 をテーマに、病院の被害状況等必要な情報を収集し、診療継続の可否、新規患者の診療の可否を検討する。

訓練内容

「災害時に大量負傷者が来院したらどう対応するか」をテーマに、トリアージポスト及び重症度別救護スペースの設営を行い、負傷者(模擬患者)のトリアージを実施する。

訓練内容

     
▼関連リンク

 神奈川県衛生部医療整備課災害時医療対策担当(組織再編により保健福祉総務課危機管理班)

 恩賜財団済生会横浜市南部病院